【ORBIT】メサイア MESSIAH(踏みつけ・BL)

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【作品紹介】
20XX年、ヨコハマ。
主人公・拓人は、同居人でもあり同じバンドの仲間でもある遼太と、
アルバイトとバンドの練習に明け暮れる日々を送っていた。
クリスマスの夜、一人の男が拓人のアルバイト先である花屋を訪れる。
誰かへの見舞いででもあるのか、男は大きな白い薔薇の花束を買い求めて立ち去って行ったが、
不思議なことに男は拓人の少年の頃の隣家の住人とひどく酷似していた。
拓人に丁寧に花の名前を教え込んだ、その男に。
それ以来、頻繁に店を訪れるようになった男と拓人は言葉を交わすようになり、
拓人の中には男への親近感が急速に芽生えていく。
しかし、年が明けて暫く経った頃、煌と名乗るその男が何の前触れもなく姿を見せなくなった。
微かな寂しさを覚える拓人の携帯電話にある夜、煌から連絡が入り、
拓人は病に倒れたと云う彼を見舞うために、煌が好きだった花束を持って遼太と共に館を訪れる。
そこで拓人は見るのだ、忌まわしい煌の秘密を。
そして彼等は捕らわれるのだ、闇の狭間のその館に。
『この館から出たければ、私を殺すがいい』
嘲笑と共に、何度も煌から向けられるその言葉。
欲望と愛情、嫉妬と寂寥、そして拓人自身が忘れ去っていた過去の忌まわしい事件。
閉ざされた空間の中で、煌、拓人、遼太のそれぞれの想いが交錯し、歪み、変質してゆく。
拓人は煌を殺すことが出来るのか、それとも──────。
降り積もる雪の上に、枯れた白薔薇の花びらが散り落ちる。
『彼』の想いを隠し去るように────────。
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